「はじまりのうた」新しい一歩のキッカケに!
『ONCE ダブリンの街角で』監督が手掛けたドラマ!映画『はじまりのうた』予告編
アカデミー歌曲賞を受賞した「ONCE ダブリンの街角で」のジョン・カーニー監督が、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのキーラ・ナイトレイ&「アベンジャーズ」「キッズ・オールライト」のマーク・ラファロ共演で描いたハートフルドラマ。
イギリスからニューヨークへとやって来たシンガーソングライターのグレタは、恋人デイブに裏切られ失意のままライブハウスで歌っていたところを、落ち目の音楽プロデューサー、ダンに見出される。ダンに誘われてアルバムを制作することになったグレタは、ニューヨークの街角で次々とゲリラレコーディングを敢行していく。
キーラがギターを演奏しながら歌声を初披露するほか、人気ロックバンド「Maroon 5」のアダム・レビーンがグレタの恋人デイブ役でスクリーンデビューを果たした。
監督:ジョン・カーニー
キャスト:キーラ・ナイトレイ
アダム・レビーン 他
2013年 アメリカ 104分
「凹んだこころは、いつか凸らむ!」
『わずか“5館”から“1300館”にクチコミパワーで拡大上映!』というキャッチコピーにも確かにうなずける。
つき抜けるような感動は無いが、心がじわじわと暖かくなり何度も観たくなる作品である。
友達同士、またはカップルや夫婦でも共感できるところがあり、みんなを幸せな気分にしてくれる。またキャスティングも目の肥えた映画ファンを満足させてくれる。
ラスト近くの屋上でのライブ、ダンの娘ヘイリー・スタインフェルドが参加し録音が終了する。ここが一番のクライマックス。
音楽の楽しさを思い出させてくれるシーンだ。
人生において、お金をいっぱい稼ぐこと、有名になること、それだけが大切じゃない。
かけがえのない充実した時間を過ごし、心を通わせることができ、そしてそれぞれが自分にとっていちばん居心地のいい場所にいるべき…
まわりの反応のためじゃなく、自分らしく生きる、不器用な自分を大切にしたい…
そんなことを考えさせてくれた。