「007 スペクター」 ダニエル・クレイグ版ボンドの集大成!
ダニエル・クレイグが4度目のジェームズ・ボンド役を演じる「007」シリーズ第24作。前作「007 スカイフォール」に続きサム・メンデス監督がメガホンをとり、レイフ・ファインズ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリスら共演陣も続投。
新たなキャストとして、ボンドガールとなるモニカ・ベルッチ&レア・セドゥー、「SHERLOCK シャーロック」のアンドリュー・スコット、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のデビッド・バウティスタ、そしてオスカー俳優のクリストフ・ワルツらが参加。
「スカイフォール」で焼け残った写真を受け取ったボンドは、そこに隠された謎を追って単身メキシコ、ローマと渡っていく。その過程で悪名高い犯罪者の美しい未亡人ルキア・スキアラと出会ったボンドは、悪の組織スペクターの存在を突き止めるが……。(映画.comより)
監督:サム・メンデス
キャスト:ダニエル・クレイグ
モニカ・ベルッチ 他
2015年 イギリス 148分 G
超ハード・リアル・アクション!
ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドは、本当にハード・リアル・アクション映画だ。今までのシリーズのような、キザな二枚目で女たらしというキャラクター設定とは全く違う。
昔から007シリーズは好きだったが、このダニエル・クレイグ版で度肝を抜かれて俺の映画熱が再発したのは確かだ。
たまたまレンタルして観た「慰めの報酬」ではまってしまったんだ。冒頭のカーチェイスにはじまり、とにかくアクションがハードでリアルで文句のつけようがなかった。
007シリーズのお色気シーンは俺には性に合わない。クレイグ版にも当然あるのだが、そんなこと全く気にならず「俺が観たかったのは これだ!」というアクションが連発する。
またどの作品も、冒頭のアクションシーンで完全に引き込まれてしまう。今回「スペクター」でも、“そこまでやるか?!”と驚愕した。国をあげての超大作なんだなと思ってしまうほどだ。
男の理想 “ダニエル”ボンド
同じようなスパイアクションといえば、トム・クルーズの「ミッション・インポッシブル」シリーズがある。こっちは笑えるところもあり、誰もが楽しめる作品だ。小6の息子とも安心して観られる。
アクションはどちらも最高にすばらしい。
だが、少し違う。
クレイグ版ボンドはかなりヘビーだ! 特に痛いシーンが多い。本当に痛そうなんだ!「カジノロワイヤル」の拷問シーンは観ているこっちが失神しそうになる(>_<)
「スペクター」では、頭に針のようなドリル刺されて… 痛さを想像するとやっぱり失神しそうになる(T_T)
そこから反撃するのはちょっとやりすぎとは思うが、あの苦痛やプレッシャーに耐え、パニクらずに淡々と任務を遂行していく姿は男の理想である。
感情移入してしまい、自分もあらゆる困難を乗り越え淡々と仕事をこなしていけるような気にさせてくれる。
実際、「007」を観た次の日に仕事でイレギュラーがあった時、一瞬 “ダニエル”ボンドが頭をかすめ、おかげでいつもより落ち着いて対処できたということがあった(^O^)
これは単なる思い込みだが、こんなのも含めて楽しめるのがアクション映画の醍醐味だ。
「スペクター」でこのシリーズは完結したような感じだ。
“ダニエル”ボンドは大好きだが、そろそろ世代交代の時期かもしれない。
噂ではトム・ハーディーと聞いたことがあるが…どうなんだろう。
情報があれば、誰か教えてください(^_^)v