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「しあわせはどこにある」気楽に笑えるロードムービー!

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「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」のサイモン・ペッグと「ゴーン・ガール」でアカデミー助演女優賞にノミネートされたロザムンド・パイクが共演し、「マイ・フレンド・メモリー」「Shall We Dance?」などで知られるイギリス人監督ピーター・チェルソムがメガホンをとったドラマ。
美人でしっかり者のクララとロンドンで不自由のない生活を送る精神科医のヘクター。しかし、患者たちの不幸話を聞き続ける日々の中、自分自身の人生に疑問を感じるようになる。
本当の幸せとは何か、その答えを求め、ヘクターはイギリスから中国、チベット、アフリカ、そしてアメリカへと旅に出る。
行く先々で出会った幸せのヒントを手帳に記録しながら、ヘクターは波乱万丈な旅を続けていく。
(映画.comより)
 
監督:ピーター・チェルソム
キャスト:サイモン・ペッグ  
               ロザムンド・パイク
               ジョン・ステラン・スカルスガルド
                ジャン・レノ       他
 
2014年  イギリス・ドイツ・カナダ・南アフリカ合作
         119分   G
 
旅好きの映画ファンにとって、ロードムービーっていうのは何よりもワクワクさせられるものだ。旅するだけでも楽しいのに、しあわせについてのヒントまで見つけられるなんて…。
予告編でけで、すでに感動していた。
ヘクターの描くイラストもオシャレで笑わせてくれる。
旅の途中でいろいろな出来事に遭い、手帳に格言のようなことを書いていくのだがそれがまたいい感じ。
お気に入りは
「聞くことは愛を示すこと」
自分の中ではここがクライマックスかな。
 
旅から帰ってきたヘクターは、本当にしあわせに満ち足りた生活を送る。
そう、日常は何も変わらなくても、自分が変われば人生は劇的になるということだ。
自分が変わるといっても、特別なことをするわけじゃない。本当はちょっといい気分でいればいいだけだ。
しあわせを探しまわってみたけど結局目の前にあった。
そうやって、なかなか気付かないのが人生のおもしろいところだ。
人生にはいろいろなトリックが仕掛けられている。
トリックにはまって悩むこともできるが、そのトリックを楽しんでイリュージョンを見ることもできる。
心構えをほんの少し変えることはできるはず。
共感できたら(してくれたら) “ありがとう”。
共感できなければ  “なるほど…おもしろい!”。
苦しいときには  “まぁいいか、そんなこともあるさ” 。
本当にどうしょうもないときには… 空を見上げて雲でも眺めてみよう…。
そして身近な大切な人にこそ、いつも  “ありがとう”  を伝えるべき。
なぜなら、 “しあわせはいつも目の前にある”  から。
 いろいろ考えてみました。
 
でもこの映画は、肩肘張らずに楽しんでください!
サイモン・ペッグがおもしろい!
とにかく笑えます!